2016年2月19日金曜日

金柑甘露煮

 
 
寒い日が続きますね。
自分ものどを痛めたり、軽く頭痛と風邪気味だったので、
そんな時にもオススメな和風のデザートについて
今回は書かせて頂きます。



 
金柑甘露煮
 
材料:金柑700g
   砂糖500g
(グラニュー糖があればオススメ)
(砂糖は金柑の重量の約70~80%が目安かと)
薄口醤油少量
農薬が怖いという事で皮を残す方もいらっしゃいますが、
 
実は皮には、ヘスペリジンと呼ばれる栄養素があり、
毛細血管の強化血中コレステロール値の改善効果、血流改善効果、
抗アレルギー作用発ガン抑制作用など沢山あり、
皮ごと食べるキンカンはこのヘスペリジンを摂取するのに最も適した果物です。
 
実の部分にもビタミンA(カロチン)B1、B2、C、カルシウム
カリウムナイアシンなどが含まれています。
ビタミンAとCは、共に粘膜を強くする作用がありますので、
これが風邪で荒れたのどに効き目を発します。
もちろん、粘膜の抵抗力を高めますので、
風邪の症状がなくても常食していれば、風邪の予防になります。
また、実ではなく葉を煎じてその汁を飲んでも同様な効果が得られます。
芳香とほろ苦さが胃を刺激して、消化機能を高め、食欲を増進してくれます。
子供のはしかによく効くといわれています。
 
 
以前にYouTubeでも出したのですが、
おさらいになる方も、初めての方も
よろしくお願い致します。
 
 
 
まず、金柑のヘタをとります。


 
 
ペティナイフで一つずつ切り込みを
2か所程入れます。
 
 

 
鍋に入れて水を入れて
落し蓋をして沸騰直前まで炊き、
(金属鍋ですが土鍋やホーローがあればこちらもおすすめ)
弱中火にして10分ほど炊きます。
 

 
その後、水に落とします。
 

 
再度、鍋に入れて強火で炊き、
沸騰直前で弱火にして約10分。
金柑が透き通ってきたら砂糖を入れて
弱火のまま5分ほど。
火からおろして薄口を垂らしてください。
 
そのまま自然に冷めるまで置いといて、
冷めたら蓋つきの瓶に入れて冷蔵庫で約2~3週間ほど持ちます。
 
 
                       ※補足として:残す方がいらっしゃいますが
                       皮ごと食べることが出来ます。
                        
                          :健胃薬としてもその効力を発揮します。
                         
                                 :アルコールを飛ばしたブランデーを
              砂糖と共に入れても美味しいです。
                       
                                           :もし、蜜が濁ってきたら
             蜜だけ出して軽く沸かして自然に冷ましてから
                  金柑を入れて別の瓶に移してください。
               
             :上記の蜜はお湯や紅茶、ホットミルクに入れたら
                        風邪ひきや冬場にとてもやさしく
                                             美味しい味方です。
                        
                          :ミルクアイスやかき氷と食べても。
                         
                :ただし、蚊にかまれた所やかゆいとこに塗っても
              効き目はないのでしないで下さい。                      
 
 
 
 
 
 
 
 

2016年2月17日水曜日

半ばを過ぎて


2月も半ばを過ぎて、
寒の戻りを迎え、フグもまだまだ美味しい季節です。
今日仕入れたフグは愛媛県産
大きさは1.6㌔です。
 
白子もまだまだ大きく、
昨日お見えのお客様はこの白子を
刺身にしてお出ししました。
身の方もてっさでお出しし、弾力といい味わいといい、満足して頂けます。
 

 
もちろん、福フグセットにも
またそのセットをお鍋で召し上がる時にも
大変美味です。
皆様、是非どうぞ!
 
 
 
「新明石」
大阪市中央区心斎橋筋2-2-13 宝山心斎橋ビル1階
電話・ファックス06-6211-2523
 
URLの方が

となっております。
よろしくお願い申し上げます。

2016年2月15日月曜日

春節

 
中華圏では最も重要とされ、新暦の正月に比べ盛大に祝賀され、
中国や台湾のみならず、シンガポールなどの中華圏国家では
数日間の祝日が設定されている春節シーズンが始まり、
大阪は更に中華圏の観光客が増えて参りました。
当店も台湾や香港のお客様に来て頂いております。
 
 
 
昨年の春節の時期に人づてに聞いてご来店下さった
中国からのお客様です。
その時とても美味しかったから、と今年も来て下さいました。
本当に嬉しい話です
「食材に国境は無い」とは、かの道場六三郎氏の名言ですが、
こういう事でもあるのかな、とも思いました。
 
 
元々、この河豚という魚は中国の黄河に住んでおり、
その魚が当時は珍重な食材とされていた豚のように
膨れたりした所から、河の豚→河豚と
書くようになったという説があります。
こういうつながり(ちょっと強引?)であれ、
やはりこれからもフグを筆頭にお客様に美味しい
料理を提供していく所存です。
よろしくお願い申し上げます。
 
 
 

2016年2月8日月曜日

如月の御挨拶

暦の上に春は立ちながら、厳しい寒さが続いております。
皆様、ご家族様には、その後お健やかにお過ごしのことと存じます。
まだまだ、フグの時期は続きます。
 
 
白子も大きく、味わいも食感も実に美味です。
 
 
 
たくさんのお客様に、
また春節祭を迎え台湾や中国からのお客様も、
良き春をお迎えになりますようお祈り申し上げます。
当店も酒を温めつつ、鍋のご用意もしながら
皆様のご来店をお待ち申し上げております。